積みゲーの心理学――なんでゲームを買ったのにやらないの?
「気づいたら、まだ遊んでないゲームが100本以上ある……」
Steamを使っている人なら、一度はこんな経験があるかもしれません。セールで安くなったゲームを買いまくって、結局遊ばないまま放置してしまう――それが「積みゲー」です。
この記事では、なぜ人はゲームを積んでしまうのか、その理由をわかりやすく紹介します。
1. 持っているだけで満足しちゃう
人は何かを集めるのが好きな生き物です。ゲームをたくさん集めると、自分のコレクションを作ったような気分になります。
Steamでは自分のライブラリが見えるので、「こんなにゲーム持ってるんだぜ!」ってアピールしたくなることもあります。
買ったときが一番ワクワクする、なんて人も多いはず。
2. 「あとでやるから」と思って忘れる
「今は忙しいけど、夏休みにゆっくりやろう」
「このゲームは本気でやりたいから、時間があるときに……」
こうやって、未来の自分に任せると、どんどん積みゲーが増えていきます。でも、未来の自分も忙しかったり疲れていたりして、結局やらないことが多いんです。
3. セールで「今買わなきゃ損!」と思っちゃう
Steamのセールはとても魅力的。「90%OFF」や「過去最安値」なんて表示を見ると、
「今買わないと損しちゃう!」
と思って、ついポチッとしてしまいます。これを「損をしたくない気持ち」って言います。本当に欲しいかどうかよりも、「逃したくない」という気持ちが勝っちゃうんですね。
でも、どんなに安く買っても、結局遊ばなければそのお金は“使っただけ”になってしまいます。ゲームは遊んでこそ価値が生まれるもの。せっかく買ったのに手をつけないままだと、お金に対する“見返り”をまったく得られていないことになります。

4. ゲームが多すぎて選べない
「どのゲームをやろうかな?」と悩んでいるうちに、結局YouTubeやSNSを見てしまって、ゲームを起動しないことも……。
これは「選ぶものが多すぎると、逆に決められなくなる」っていう現象です。悩みすぎて疲れてしまい、何も始められなくなることがあります。
5. 積んでるだけで安心する
積みゲーは、じつは心の安心材料でもあります。
「いつでも遊べる」「ヒマになったらできる」
と思えると、気持ちが楽になるんですね。特に忙しいときや気分が落ちているとき、「ああ、あのゲームまだやってないから、いつかの楽しみにとっておこう」と思えることで、ちょっとだけ心が軽くなったりします。そういった意味で、積みゲーはただの放置されたゲームではなく、「いつでも遊べる未来の楽しみ」としての価値もあるのです。だから積みゲーは、ゲームという形をした「安心グッズ」なのかもしれません。持っているだけで、気持ちに余裕が生まれる存在――それが積みゲーのもうひとつの姿かもしれません。

🎮 積みゲーチェックリスト
あなたは積みゲー体質? 直感でチェックしてみよう!
- セールで「90%OFF」を見たら、すぐ買ってしまう
- 「いつかやる」と思ったゲームが半年以上手つかず
- 気合がないと始められないゲームがたくさんある
- 未プレイの本数を知らない(数えるのが怖い)
- 遊ぶゲームを選ぶのに時間がかかって、結局遊ばない
- 「持ってるだけ」で安心することがある
- 「遊びたい」より「集めたい」気持ちが強いときがある
- 「今はやらないけど、そのうちやる」と思ってる
3個以上あてはまったら、あなたも立派な積みゲーマーかも!

🧠 おわりに:積みゲーは悪いことじゃない
積みゲーは、「だらしない」と思われがちだけど、そんなことはありません。
それは「好きなときに選べる自由」や「安心できる遊びのストック」でもあるんです。
でも、自分が本当に遊びたいゲームを忘れないように、たまにはライブラリを見直してみるといいかもしれません。
そして、あなたの積みゲーの中には、もしかしたら人生で一番ハマるゲームが眠っているかも?
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