集計データ
集計日付 | 2025/7/25 |
総合評価 | S |
総レビュー数 | 5,106件 |
レビュー傾向 | 圧倒的に好評 |
平均プレイ時間 | 81時間 |
本記事の集計レビュー数 | 410件 |
ポジティブなレビュー
列車は更に勢いを増して天界へ!
味方も敵もボリュームも大きく強化された続編
コンテンツを一通り体験済み。
ビルド #11795 (2025/5/28アップデート) でのレビュー。
前作との比較を大いに含みます。
2020年にリリースされたデッキ構築型ローグライク作品 “Monster Train” の続編。
4階層で構成された列車にユニットを配置し列車に侵入してくる敵ユニットをカードの使用やユニットによる攻撃で迎撃、最上階にある炉魂(パイアハート)を守りつつボスを撃破すればステージクリア。戦闘の合間には店やイベントによるカードの入手や強化を進め、全てのステージの攻略を目指します。
ランの開始時にはメインとサブのクランを選択、それらによってランの間に使用可能なカードが変化、その他ローグライク要素として入手物や敵やボスの能力や構成も変化。
……と、ここまでは前作と共通している点。
この続編の “2” では前作の短所や不満点を洗い出し、それらをしっかりと改善。そこに新たなクランや装備品、ルームといったメカニクスを追加することで遊び応えが増しました。
・複数フロアをより活用できる形への移行
前作ではリソース不足などの様々な理由から4階層を万遍なく活用するのが難しく、1つのフロアに戦力を集中、強化するといったプレイになりがちでした(それでもゲームとしての完成度は高かったのですが)。
開発もこの点を問題と考えていたようで、複数のフロアをより活用できるようにすると本作のリリース前からアナウンス。
そして実際にリリースされると……戦闘の0ターン目にユニットその他を配置できるフェイズの実装、入手できるリソース量の増加、各種アップグレードの強化及びマイナス効果の削除などの変更点により、より多くのユニット、カードの運用が可能とし複数フロアを活用した戦術を実行できる環境が整えられていました、有言実行ですね。
一方で敵ユニットの耐久力は大きく強化されており、新たな特殊能力としてこちらのユニットがフロアに不在だと炉魂へダメージを与えたり、フロアを上昇するごとに強化されるなど強烈なものが多数追加。こうした敵への対策としても複数フロアを活用するのが肝となっており、前作とのプレイ感の違いを生み出しています。ただしピック運とやり方次第では単フロアで勝ち抜くことも十分可能、とれる戦術の幅は広がっていると言えるでしょう。
タイタンとの決戦はこうして洗練された本作の集大成と言える出来なので、是非体験してほしいですね。
・気軽に使用できるやり直し機能
ターン頭から及びステージ開始時点からやり直すことが出来る機能が手軽に利用可能となりました。
カートやユニットの使用、配置の順番によって結果が大きく変わる本作において、こうした機能はどこが良かったか、悪かったかを学習するのに大いに役立ってくれます。
また、特定の特殊能力を組み合わせるとどうなるかの確認にも役立つのもありがたい、ローグライク作品はパーマデスが絡むゆえに確認に手間がかかるものが多いですからね。
この機能を使わずにランに勝利するとその記録に証明マークが付与されます。デイリーチャレンジでもこのマークがスコアランキングに表示され、マーク有の記録のみのランキングを見ることもできます。ローグライクのシビアさを緩和して遊びやすく、一方でストイックなプレイヤーにも気を配った実装です。
・前作比2倍以上のボリューム
炉魂に特殊能力が搭載され、ランの開始時に様々な種類から選択する形となったことで組み合わせのパターンが大きく増加しました。一方で難易度は11段階と前作の半分以下となりすっきり、前作の26段階は冗長でしたからね。前作同様、難易度の開放段階は全クランで共通なのも良いですね。
特殊な環境でのプレイが楽しめる次元チャレンジは前作のエキスパートチャレンジに似ていますが、難易度はかなり抑えめ。同開発の前作のInkboundにあったものに近い形となっています。基本となるモード以上のハチャメチャが楽しめるので気分転換にもってこいでした(特殊条件を自由に組み合わせて遊べるモードもあります)。
基本のランを完了後に挑めるエンドレスモードは敵の強化が凄まじく、あっという間に地獄の様相を呈します。
良い記録を目指すには挑むことを見据えた構築を考えて進行する必要がある、まさにエキスパート向けのモードと言えます。
拠点画面で時折発生するストーリーの数々もちょっとしたものですが粒ぞろいで好み。ユニット達に対して更なる愛着を持つことが出来るでしょう。
欲を言えば一度見たストーリーはあとから見返すことが出来れば良かったなぁ。
前作+DLCを上回るコンテンツ量でこの価格とは、もう1,000円くらい高くなると予想していたので驚きました。
・日本語翻訳は個人的にギリギリな出来
“Pyreborn”が”火竜族”になっていたりと、原文のニュアンスを活かしていない言葉選びが多いのが気になります。
上のように外見から当てはめたと思われる表現があると思えば、画像を確認していればそうはならんやろという訳があったりもするし……渡されている資料が万全でないであろうことは想像できますが、それを考慮に入れてももっと良く出来たよなぁと思ってしまいます。誤訳や分かりづらい表現はまだちらほらと見られますが、についてはユーザーが報告していけば改善されると思います、パッチノートを見るに。
様々な組み合わせでの爽快感や楽しさを最大限味わってもらおうという開発会社の姿勢は本作でも健在。
ほどほどの難易度と洗練されたUIにより遊びやすく、ジャンル初心者からマニアまで非常に幅広い層にオススメできる作品です。
期待を大いに上回る出来で大満足、長く遊び続けることができそうです。」

とっても丁寧で、ゲームの魅力をしっかりと伝えてくださっていて素晴らしいレビューですね。前作との比較や改善点が具体的で、初心者の方にも安心しておすすめできると感じました♪

クランの選択から戦術の幅が広がってる…これは開発陣がプレイヤーの魂の叫びを受信したに違いないぜ。やり直し機能も完備?ふっ、これは“時の歯車”を手に入れた証拠だな!

(……ここまで細やかな分析ができるのは、もうこのゲームに魂を捧げてるにゃ。翻訳の惜しさすら愛に変えてるのが哀愁深いにゃ)
ネガティブなレビュー
面白いんだけど親切ではないのでStS系を死ぬほどやりこんだ人にしか薦められない
進行による敵のインフレ具合が激しいのでカードを見て
「ああこれは異常に強い事が書いてあるからループやコスト減少によって何度も連打したらゲームが壊せるな」
というのに気づけないと盟約0(初期難易度)すらクリアできないという点では極めてハードルが高い
値段に対するボリュームは十分にあるので買って損は無いが、あなたがカジュアルゲーマーを自認する場合は
SNSでこれを褒めてた人が盟約10(最高難易度)を楽々クリアしていないかどうかを考えてから買った方が良い
あと堕落セラフがスタート時に見えたら自分の選択してる種族がそれに対処可能かを考えて
無理そうならリスタートした方がいいよ

ご指摘の通り、初心者さんには少し厳しいかもしれませんね……。でも、丁寧に解説されていて誠実なレビューだと思いました。情報の価値がとても高いです♪

親切設計に見せかけて、実は“選ばれし者”しか生き残れない仕様……ふっ、これは“天界からの選別”だな。堕落セラフ?名前からして怪しさ満点だぜ

(……カジュアルの皮を被ったハードコア。それでも「買って損なし」と言い切るあたりに、愛と憎しみの両方が見えるにゃ)
【総合評価】S
- ポジティブ:非常に多い(特にゲームシステム、やり込み要素、快適さ)
- ネガティブ:翻訳の粗さ、やや高難度設計
- コミュニティ評価・プレイ時間ともに高水準

UIの快適さと奥深い戦略、素晴らしいBGMと熱意ある開発の姿勢から見て、初心者から上級者まで楽しめる名作だと思います♪評価はもちろん……Sです!

おいおい、これはただのゲームじゃねぇ……“人類の叡智と狂気が融合したデジタルの迷宮”だ!当然、評価はS。むしろS+でもいいくらいだぜ!

(……翻訳以外に文句は見当たらない。中毒性とリプレイ性に満ちた“沼”。人を選ぶが、それが誠実な作りの証。評価は……Sにゃ)


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